命を守る行動を!
新型コロナウイルスを巡る報道等により、不安を持っている人は多いと思います。当たり前のことです。今生きている私たちのほとんどが経験したことのないほどの、未曾有の状況です。
まず、最初に理解していただきたいのは、今は非常事態であること、国が緊急事態を宣言するほどの状況であることです。
第三次世界大戦が起きていると考えてください。第一次世界大戦、第二次世界大戦は人類同士の戦いであったのに対して、今は人類とウイルスとの戦いです。世界人類がともに力を合わせ、英知を振り絞って、ウイルスと戦わなければなりません。
いつ爆弾が落ちてくるか分からないとしたら、外を出歩く人はいるでしょうか?
どうしても出かけなければならないとき、生命の維持に関わるとき、必要最小限に外出することはあるでしょうが、それ以上に、つまり不要不急の外出はしないでしょう。
今はまさにそういう状況であることを、しっかり認識してください。
注意を喚起することと、不安をあおることとは、まったく違います。
以下、項目ごとに、注意すべきことについて記します。特に重要なものをこのファイルに書いていきますので、しっかり読んでおいてください。(ファイルの内容は随時更新していく予定です)
基本中の基本
手洗いや消毒を徹底してください。外出する際、特に他の人と接することがあるような場所(買い物、病院、電車、バスなど)では、必ずマスクを着用してください。
不要不急の外出を控える
既に政府や自治体が自粛を求めていますが、不要不急の外出は控えてください。また、どうしても外出しなければならない場合でも、最小限・最低限にしてください。
日常生活
買い物
生きていくためには食料品等が必要です。スーパーやドラッグストアは営業しています(営業時間を短縮しているところもあります)。買い物における注意点を記します。- 家族の中で誰かひとりが代表して買い物に行ってください。
家族連れで行かないでください。
特に子どものいる人は、子どもを連れて行かないでください。
高齢者・基礎疾患のある方・妊娠中の方は、極力他の方(家族や近所の人等)に代わりに買い物に行ってもらってください。 - 商品にはなるべく手を触れないでください。
- 買い物かごやショッピングカートがどれぐらい消毒等されているか分かりません。触れるのは最小限にしてください。
- 決済は、可能な限り、(なんちゃらペイなどの)非接触の決済方法にしてください。
- 売り場面積に対して買い物客が多いスーパー等はなるべく避けてください。「密閉」「密集」「密接」につながります。(そういうスーパーは入店制限をすべきです)
通院
通院を減らせというのは、その方の病状によっては、むしろ危険です。医療機関と相談の上で対応してください。特に定期的な通院を主治医から指示されている場合は、素人判断で受診をやめることは、かえって危険な場合もあります。必ず主治医に相談してください。また、「適当に薬を飲んでいれば治る」といった判断も危険です。必要な場合は受診しましょう。運動
適度な運動は必要ですが、家の中でできることはなるべく家の中でしてください。外に行く場合は、他の人と接触しないところで散歩等をしてください。仕事関係
なるべく在宅勤務を!
既に政府や自治体から、通勤を減らすよう要請が出ています。在宅勤務できる場合は、在宅勤務をしてください。会社側=雇用主は、従業員に感染が拡大しないよう、極力在宅勤務をさせてください。
従業員の健康に関する配慮は雇い主の責任であることを自覚してください。
もし社内で感染拡大が起きた場合、コンプライアンス、つまり、企業の社会的責任が問われます。
出社させることは、それだけ従業員に感染リスクを与えることだと自覚してください!
「うちは在宅勤務には対応できない」という会社は少なくありませんが、「できない」ことと「やろうとしない」ことは別です。そのどちらなのか、しっかり自問自答してください。(「できない」は逃げ口上の常套句です)
在宅勤務できない場合
その上で、通勤時、以下の点に注意してください。- 不特定多数が利用する公共交通機関の利用は極力避けてください。徒歩・自転車・バイク、特に自動車(自家用車でも社用車でも)を積極的に活用してください。(会社もそのように促してください)
- 出張等は控えオンライン会議の活用を心がけてください。特に新幹線・飛行機・高速バスの利用は極力避けてください。いずれも「密閉」「密集」「密接」です。
- 電車やバスを利用する場合、なるべく他の乗客との距離をあけて座ったり立ったりしてください。また、適度に窓を開けてください(在来線であれば、窓は開けられます)
- 走行中は手すりやつり革を持った方が良いですが、手すりを持つ場合、背が高い人はなるべく上を、背が低い人はなるべく下を持つようにしてください。(少しでも触る場所を分散させることで、感染リスクを減らすことが見込まれます)
- つり革を持つ場合、持つ前に少し回してください。輪っかではなく、ベルトの部分を持つようにしてください。あるいは、ティッシュ等を間に挟んでから握ってください(そのティッシュは下車後すぐに捨ててください)。
子ども関係
「新型コロナウイルス」と言っても、子どもは理解できないことがほとんどでしょう。特に小さい子どもの場合は、家にいてもストレスが溜まるだけでしょう。
そこで、以下の点を注意してください。
- まず、上記と矛盾しますが、やはり、なるべく家で遊べるようにしてください。家で楽しめる遊び等を工夫してください。
- 外に行く場合は、「密閉」「密集」「密接」を避けてください。
- 保護者や保育者が目を離さないでください。
- 公園で遊ぶ場合、遊具にはなるべく手を触れないでください。公園の遊具は拭き掃除や消毒をされていませんし、複数の人が触ります。
- また、遊具等を触った手を口に入れたり、目を触ったりすることがないようにしてください。
- 当たり前ですが、帰宅後は手洗いを徹底してください。